一般的に日本人は不満を言わない。
嫌われる可能性が頭をよぎってしまうからです。
しかし、嫌われるなんて一瞬でしかありません。
その時に嫌われたとしても、あとから大事になるよりはるかにマシですよね。
そもそも日本人は「相手と意見が違う」と「相手を嫌い」がごっちゃになっていることが多く見受けられます。
どんなに仲がいい人同士であっても、意見が100%同じことなんて世の中には存在しないのです。
意見が違うのが当たり前で、異なった見解があるからこそ面白いと感じるものではないでしょうか。
例えば、日本人は転職に対して消極的です。
環境が変わることを恐れているからかもしれないし、できれば現状のまま粛々と…と考えているのでしょう。
他にも、メジャーリーガーの大谷翔平選手もピッチャーとバッターの二刀流であることで、どちらかがおろそかになるのではないかと昔非難されていましたよね。
野球という競技を極めているのだからその中でどうしようと自由ですし、ピッチャーとしてもバッターとしても文句のつけようがない成績を残しているのにも関わらずそんなことまで言われてしまうのです。
専門があることが大事という考え方が染みつきすぎていると思われます。
高校野球まではエースで4番が賞賛されるのに、プロになってからの二刀流が批判の対象になる意味がわからないですよね。
「周りと同じことをしなさい」という日本の画一的な教育では、ユニークなマインドが育ちにくいこともあるのでしょう。
しかし、一方他国の例を挙げるとすると、アメリカでは教育の段階で「人とは違うこと」が推奨されます。
言ってみれば、人と違うものを作り出すことがカッコいいとして認知されるのです。
例えば、検索エンジンで名を馳せたGoogle社(元・Alphabet社)はその一つですね。
Googleには「20%ルール」というものが存在しており、就業時間の20%以内であれば会社の設備を自由に使って好きなことをして良いという制度があります。
そこで立ち上がった企画がGmailやGoogle Maps、Google翻訳などのサービス。
これらは、Googleが開発したスマートフォン向けのOS『Android』やiPhoneに搭載され、世界中の多くの人に利用されるサービスへと変貌を遂げました。
結果、ナビゲーションシステムを駆逐できるほどのイノベーションを巻き起こしています。
そして、Googleは現在も車の自動運転技術、眼内レンズなど本業とは違う部分の業務にも取り組んでいるのです。
ここで話を元に戻しますね。
多くの学校の先生は、「あなたのためだ」と「レールにしかれた安泰な人生」を勧めてきたのではないでしょうか。
それが正しいと思い込んでいるし、今まで自分がやってきたことなのだから間違っているわけがないと思い込んでいます。
そして、そのような価値観を子供たちに教育し、経験させます。
エール個別指導塾では「選択肢はこれしかない、こちらが正しい」と物事を教えるのではなく、今後幅広い分野にて活躍していける生徒さんになるように指導してまいります。
引き続きよろしくお願いいたします!